夏休みを前に・・・
例年より涼しい夏を迎えておりますが、時節が大暑を迎える間際になって暑さが増してきたようにも思います。
この比較的涼しさかったことの恩恵が今、SLASの自然界にもみられます。 グラウンドや中庭、プレイグラウンドには、さまざまな生き物が、優雅に姿をみせて、自由に生きています。
自然の恩恵をご紹介しますと・・・。
小学部が育てていた植物も、根腐れなく、例年よりすくすく育ちました。
サッカーグランドの芝生の上には、大量に飛び交うトンボや蝶々がみられます。
低木の葉っぱ裏には毛虫が生息し、(毒があるので気をつけています。)
別の低木の葉の陰に蜂の巣が育ってました。 (先日、この蜂の巣に気づかず、園児が刺される事件が発生したので、駆除がされています。)
湿ったところにはたくさんのダンゴムシやワラジムシがウジャウジャと生活し、
雨あがりの雨混じりの並木道のコンクリートなどには、立派な姿に成長したカタツムリやミミズ・・・
(透明なダンゴムシの赤ちゃんを乗せて歩くカタツムリ)
どの生き物も、好きなところで、堂々と生息しています。
生き物が、堂々と生きるには、環境は大切。 そして、これは、人間についても同じかもしれないですね。
自然の中でのびのびとお過ごしください・・といっているわけでなないのです。
地球に生息する生き物はみな同じ。
好きなところで、好きな環境で、堂々を生きるのが、 その人らしいのかな?と、思うのです。
たとえば、自然の中は良いという価値観を例にとります。
せっかくの夏休み、自然がいっぱいあるところへいって、自然と触れ合おう!。
といって大人が子どもを連れていっても・・・好きかどうかの反応は、子ども自身でします。
どんなに大人ががんばっても、自然が好きにならない場合もあります。
無理に自然であそぶことも、無理に自然を好きにならそうとする必要はないのです。
みんながみんな自然を大好きになる必要はないと思うのです。
自然いっぱいの場所に連れていった結果として・・・
お部屋でのあそびが好きならそれも良し。
両方好きならそれも良し。
何よりも。水の中やプールが好きならそれも良し。
子どもたちが、本能で何かに好奇心を持ったものに気づき、
そこから広げていってあげることが、のびのびなのかな・・・と、思います。
長い夏休みは親子でたくさんの時間を過ごしますから、
子どもの好奇心を伸ばしたり、新たなる発見をすることのできるチャンスではあります。
あくまでもチャンスです。
大人側の、頑張り過ぎや、無理も禁物です。 探さなくちゃ!と、無理にみつけることはないと思います。
ある程度のまとまった時間と、それに伴うチャンスがあるかも知れないだけですから・・・。
そして、子どもは、そんなに大人の思い通りにはならないもので(笑)、
一ヶ月の間で大人にとって都合よく子どもが変化するこどなど、ないものです。
毎日、ご家庭で一緒にいらっしゃるから、より成長がみえにくくなるかもしれませんが、
わたしたち保育者は、9月に一ヶ月ぶりに会うので、夏休みに成長していることを実感することが多いのです。
ご安心ください、どの子どもも、成長しています。
そんな意味で、9月に子どもたちに会えることを楽しみにしています。
そして、退園されるご家庭のみなさまには、新たな地におきまして、
お子さまの健やかなご成長とご家族みなさまのご多幸をお祈り申し上げます。
ごゆるりと、楽しい夏休みをお過ごしください。
ごきげんよう