女児、蜘蛛遭遇事件

2018.09.17 Monday 10:25
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    SLASの日本部の幼稚園の子どもたちの大半はスクールバスで降園します。

    降園時、子どもたちは、バス番号の番号札ごとに分かれて、バスのメンバーが全員揃うのを待つのが日課です。

     

    そんな、いつものバスメンバー待ちの時間の事件。

     

    キャッキャ、キャッキャと女の子3人がティッシュ片手に何やら騒いでいたので、

    「なにかあったの?」と訪ねると、

    「蜘蛛の巣があるから、とりたいの」

    「みか先生、とって、とって。」女の子3人が口を揃えて懇願するので、

     

    蜘蛛の巣を、素手でとりました。

    (このとき、「みか先生、蜘蛛の巣に触れるんだぁ」という3人の羨望の眼差しをしっかりと感じました。笑)

     

    私がその場を立ち去ろうとした瞬間、

    キャーーーーーと、また、その女の子3人が悲鳴を上げました。

     

    「みか先生〜蜘蛛、蜘蛛が歩いている〜」

    巣がなくなったので、蜘蛛が仕方なく歩いているところを、しっかり見逃さない子どもたち。

    「いやー、恐い〜」と言うので、

    「蜘蛛は恐くないの。悪い虫を食べてくれるの。だからそっとしておいてね」と話すと、

    「え?そうなの???」と子どもたち。

    「そう。だから、踏んづけたり、殺したりしないでね」と付け加えて話すと、

    理解したようで、歩く蜘蛛をじーっと見ながら、

    その蜘蛛が自分たちの方へ歩いてこないのを見届けると、

    女の子3人は、静かになり、蜘蛛遭遇事件が収束したので、その場を立ち去りました。

     

    多くの大人はご存知かと思われますが、

    蜘蛛は、ハエ、蚊、ゴキブリ、ダニなどの害虫を食べてくれる生き物で、本来は益虫です。

    ですが、近年は見た目や動きが気持ち悪いという観点から、不快害虫として取り沙汰されているのも事実です。

    この3人の小さな女の子たちの反応は、「なんだかイヤ〜」という気持ちが先行した、

    いわゆる不快害虫として蜘蛛を捕らえた自然な反応だったのでしょう。

     

    しかし、この日、人間にとって害のないものであり、踏んだりしてはいけないものであるということを、彼女たちは知った日となりました。

     

    今後も、生活の中で蜘蛛に遭遇するたびに、彼女たちは、また、同じようにキャーキャーと悲鳴を上げるかもしれません。

    逆に、今回、騒ぐのを止め、じーっと静かに蜘蛛が退散するのを待つことを知り、命を救ったという自己の経験が生かされ、

    今度は彼女たちが、騒いでいる友だちに、「蜘蛛はそっとしておくものよ」と、教えてあげるかもしれません。

     

    小さな発見や経験・・・この日、彼女たち3人、それぞれにどう記憶されているのかは私もわかりません。

    このような子どもの日常の中の出来事が積み重なって、ひとつの物事を理解していけるよう、

    小さな出来事も、とても大切にしていきたいと思います。

     

    ごきげんよう。

     

    category:Mika | by:『野山の巻』 | - | -

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